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FXのトレード手法であるサヤ取りはどうやればいい?

FXのトレード手法の一つに、サヤ取りというものがあります。
トレード手法の中でも比較的ローリスクといわれているのですが、具体的なやり方についてはご存知でしょうか?
サヤ取りについて、解説していきます。

サヤ取りとは?

サヤ取りは、アービトラージともいわれるトレードのやり方です。
FXはリスクが高く、代わりにリターンも大きい投資として知られていますが、サヤ取りはその中でもローリスクな方法といわれています。
具体的には、どのような方法なのでしょうか?

 

サヤ取りには、大きく分けると2つの方法があります。
その一つは為替変動による差益を狙う方法で、もう一つはスワップポイント狙いの投資方法です。
それぞれの具体的な内容について、紹介します。

 

まず、為替変動による差益を狙うサヤ取りについて説明します。
やり方としては、まず通貨ペアの中でも相関性が高いものを2つ選ぶところから始めます。
一般的には、豪ドル円とNZドル円の通貨ペアなどが選ばれます。

 

それでは、サヤ取りのやり方を説明します。
まず、2つのチャートの動きは非常に似通ったものとなることが多いのですが、すべて一致しているわけではありません。
そこで、2つのチャートを並べてみて、値動きの幅が大きく異なるタイミングを待ちます。

 

値動きの幅が大きく異なると、チャートに乖離が生じます。
そのタイミングで、注文を入れるのです。
その際は、片方に買い注文、もう一つに売り注文を入れるのですが、その時はどちらでもいいわけではありません。

 

例えば、レートが上昇しているタイミングで注文をする場合、上昇幅が大きかった方には売り注文、小さかった方には買い注文を入れることとなります。
また、レートの下落時であれば下がり幅が大きい方は買い注文、小さい方は売り注文を入れることになります。

 

この時の、価格差のことをサヤといいます。
同じような値動きをしている通貨ペアは、いったんその動きにずれが生じてもいずれ戻るように動くと考えられます。
サヤ取りというのは、価格差が元に戻ろうとする動きを狙うことをいうのです。

 

決済をするタイミングは、サヤが解消されて再びチャートの動きが一致するような状態になった時です。
この時、タイミングを誤ると再び価格差が開いてしまうこともあるので、放置してしまわないように注意しましょう。

 

スワップ狙いのサヤ取りとは

それでは、もう一つのサヤ取りであるスワップポイント狙いのサヤ取りはどうやるのか、ということを紹介します。
スワップポイントというのは、通貨ペア間の金利差によって生じるスワップポイントをもらうことを目的とした投資方法のことで、為替レートが変動しても影響を受けにくいという特徴があります。

 

スワップポイント狙いのサヤ取りは、まず先ほどと同様に相関性が高い通貨ペアに投資する方法のほかに、業者によるスワップポイントの違いに注目したやり方があります。
また、このやり方を組み合わせるという方法もあります。

 

例えば、先ほどの豪ドル円とNZドル円の通貨ペアで考えてみましょう。
豪ドル円のスワップポイントが50円、NZドルのスワップポイントが30円であれば、豪ドル円を1万通貨買い、NZドル円を1万通貨売ります。
そうすると、2つの通貨ペアはだいたい同じ動きをするので、同じタイミングで決済すればそれぞれの利益と損失が相殺されるでしょう。

 

そこで売買による損益はなくなるのですが、それ以外にもスワップポイントがあります。
豪ドル円のスワップポイントが+50円、NZドル円のスワップポイントが-30円であれば、同時に決済してもスワップポイントは差し引き20円もらえます。
このスワップポイントの差額を狙うのが、スワップポイント狙いのサヤ取りです。

 

また、スワップポイントは業者によっても違いがあります。
こちらの業者では豪ドル円のスワップポイントが高い、こちらは低いと比較して、スワップポイントの高い業者で豪ドルを買い、低い業者で売り、同時に決済するとスワップポイントの差額の分が利益となります。
この投資方法も、サヤ取りと呼ばれています。

 

そして、この2つを組み合わせることもできます。
スワップポイントの高い業者で豪ドルを買い、スワップポイントが低い業者ではNZドルを売ります。
そして、同時に決済すると、豪ドルとNZドルのスワップポイントの差額と、業者ごとのスワップポイントの差額を同時に受け取ることができるので、効果的なサヤ取りができるのです。

 

サヤ取りにデメリットはあるか?

サヤ取りの説明を聞くと、何ら問題がないように思えるのですが、利益ばかりを確実に得られるというのは考えにくいため、何らかのデメリットがあるでしょう。
サヤ取りのデメリットとは何でしょうか?

 

まずサヤ取りのデメリットとなるのが、資金についてです。
サヤ取りをする場合、基本的に2つのポジションを同時に保有することになります。
ということは、そのための証拠金も2つに分ける必要があるので、1つのポジションに使える資金は半分になってしまいます。

 

1つのポジションに投資する資金が半分になるということは、利益を上げる効率も半分になるということです。
サヤ取りはリターンがそれほど大きなものではないので、十分な収益を上げるためには、それだけ多くの資金が必要となるでしょう。

 

特に気を付けなければいけないのが、2社にまたがってサヤ取りをしている場合です。
2つの口座で資金を管理する必要があり、必要に応じて頻繁に資金を移動させなければいけない場合もあります。
片方の口座で利益が出ている場合、もう片方の口座では損失が拡大していることになるため、ロスカットとならないように気を付けなければいけません。

 

ロスカットとならないようにするには、その通貨がどの程度の値動きをするのかを把握して、その値動きでもロスカットとならない程度の安全な倍率のレバレッジで取引しましょう。
レバレッジは高いほうが利益も大きくはなりますが、それよりもロスカットを避けることを第一に考えるべきです。

 

サヤ取りは、キャピタルゲインに頼らない利益であるスワップポイントを狙った投資方法なので、どれだけ相場が上向きとなっていても売却による利益を得ることがないという点もデメリットでしょう。

 

スワップポイントは時折変動するので、気がついたらサヤ取りができないようなスワップポイントとなっているかもしれません。
とはいえ、サヤ取りの場合はその状態で取引をやめてしまえば損失は出ないので、この点はデメリットとまでは言えないかもしれません。

 

サヤ取りはリスクが少ない投資方法とは言われていますが、まったくリスクがないわけではありません。
やはり投資である以上はある程度のリスクがあるので、そのリスクをきちんと把握したうえで、利益をしっかりと積み重ねていきましょう。

 

まとめ

2種類の通貨ペアの価格変動のずれや、スワップポイントの差を狙って利益を上げるのがサヤ取りという投資の手法です。
比較的ローリスクといわれていますが、その分大きな利益にはあまり期待できず、物足りなく思うかもしれません。
長期間にわたって投資をすることになりますが、それでもしっかりと口座を管理しておく必要があるので、口座の現状がどうなっているかということをこまめにチェックしましょう。

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