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プロフィットファクター 計算式

『プロフィットファクター』
投資運用において、重要な指標の一つとしてプロフィットファクターというものがあります。
この指標は、FXや株式、日経平均先物、オプション取引など、投資全般に使われる指標です。
では、この指標が示すのは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

プロフィットファクターの計算式
プロフィットファクターとは、総利益が総損失の何倍となったかを示すデータです。

 

その倍率を求める計算式は、
プロフィットファクター=総利益÷総損失

 

で表されます。この数値が1の時、つまり総利益と総損失が等しいときが損益分岐点となり、1を下回った場合は損益がマイナスであり、1を上回ったときは損益がプラスとなります。

 

システムトレーダーのシステムを評価する指標となり、純利益よりもプロフィットファクターのほうが重視されます。純利益はレバレッジを増やすことで増やせますし、投資金額が考慮されないからです。しかしプロフィットファクターが高すぎると、損切りが出来ておらず大きな負けにつながる可能性もあがります。

 

リスクリワードレシオ
リスクリワードレシオとは、1トレードの損失と利益の比率を表します。

 

その計算式は、
リスクリワードレシオ=1トレード当たりの平均利益÷平均損失

 

となります。平均利益と平均損失が等しいとき、リスクリワードレシオは1となります。しかし平均利益が20pips、平均損失が10pipsであれば、リスクリワードレシオは1:2となります。なんとなくプロフィットファクターと似ているように思えますが、実際は全く違うことがわかりますね。

 

リスクリワードレシオが1の時、勝率が50%であればプラスマイナス0となり、それより勝率が高ければトータルでプラスとなります。リスクリワードが1:3であれば勝率が25%あればプラスマイナス0となり、それより勝率が高ければやはりプラスとなります。つまり勝率があまり高くなくても、リスクリワードレシオが高ければプラスとなるのです。

 

反対にリスクリワードレシオが2:1と平均損失のほうが高い場合は、勝率67%でプラスマイナス0となり、それを上回ると勝利となります。

 

このように、リスクリワードレシオが高ければ勝てるわけではありませんが、リスクリワードレシオが低ければよほど勝率が高くない限りは負けてしまいます。それぞれが高い数値であるのが一番望ましいですね。

 

プロフィットファクターとは?

プロフィットファクターは、投資における利益と損失の比率を示したもので、利益の総額を損失の総額で割ることで求められます。

 

例えば、総利益が1,200万円に対して総損失が1,000万円だった場合、指標の値は1.2となります。
この値が大きければ大きいほど、投資において利益が順調に出せているということになります。

 

システムの優劣を判別する場合も、プロフィットファクターを用いることがあります。
例えば、AとBの2つのシステムを利用したシステムトレードをしていた場合に、Aのシステムは120万円の利益と100万円の損失という結果だったのに対して、Bのシステムは24万円の利益と15万円の損失という結果になったとします。

 

損益でいえば、Aが20万円のプラスであるのに対して、Bは9万円のプラスとなっているため、一見するとAが優秀に思えるかもしれません。
実際にはドローダウンも考える必要がありますが、その点を除いて考えるとAは1.2に対してBは1.6となるので、優秀なのはBのシステムということになります。
この場合、利益の額についてはレバレッジを5倍にすれば24万円×5=120万円で同じになりますが、損失は15万円×5=75万円とBのほうが少なくなります。
つまるところ、システムの評価を考える際には純利益そのものについてはあまり重視しなくてもいい、ということがわかります。
純利益については、レバレッジの倍率でどうとでもなるからです。

 

しかし、実際にレバレッジを高くした場合、損失も同様の倍率で増えるためリスクも増していきます。
だからこそ、システムを評価する際は利益だけではなく、利益と損失のどちらも踏まえて考えることができる指標が重要になるのです。

 

プロフィットファクターのメリット

プロフィットファクターが示しているのは、投資パフォーマンスです。
損益が同額である2つのシステムがあれば、損失が少ないほうがパフォーマンスとしては優秀といえるでしょう。
また、損失が多いシステムは不安定であり、途中経過を見ている間もあまり安心できないでしょう。
しかし、損失が少ないシステムであれば、利益は勢いよく増えなくても損をすることが少ないため、安心して見ていられるはずです。

 

このように、投資パフォーマンスが優秀なシステムは投資家にとっても安心感があるのですが、この指標を見ることでそのパフォーマンスを測ることができるのです。
何よりも、この指標は難しい計算をする必要がないので、一目瞭然でシステムトレードのパフォーマンスがわかります。
簡単にいうと、この指標の値が1を超えていれば勝っていることになり、1を下回れば負けていることになります。
目安としては、2以上であれば特に優秀といえるでしょう。
また、ギリギリ1を超えているか、もしくは下回っている場合は、そのシステムトレードを使い続けることは考え直した方がいいかもしれません。

 

システムトレードだけではなく、自分の投資結果について考える時もこの指標を計算して値を出してみるといいでしょう。
そのためにも、まずは投資の取引結果を付けていきます。
この指標の計算は簡単ですが、取引記録がなければ正確に計算できないので、毎日の売買について利益と損失を記録しておかなければ、計算するための材料がありません。
難しいものではないので、エクセルなどを使って記録しておきましょう。

 

また、一度のトレードでは意味がないので、1年ごとや四半期ごとなど、一定の期間のトレード結果をまとめたら計算してみましょう。
定期的に成績をまとめて、この指標を計算して以前のものと比較してみると、自分の投資が上達しているかどうか、また無謀な投資が増えていないかといったことがわかるでしょう。
この指標を計算するには、最低でも30回以上の取引データがなければ、あまり役には立ちません。
また、計算するときは回数をそろえるのではなく、あくまで期間をそろえて計算したほうがいいでしょう。

 

プロフィットファクターの注意点

プロフィットファクターを見る時には、注意する点があります。

 

まず、この指標の値は、単純に高ければいいというものではありません。
例えば、システムトレードで使われるトレーディングシステムは数多くありますが、その中にこの指標を計算した値として4.5を出したというシステムがあったとします。
4.5というと非常に優秀と思えるかもしれませんが、あまりに高すぎるためその計算内容には注意が必要です。
通常、この指標で出される値は1.5前後となることが多く、優秀であっても2を超えることはそれほどありません。
そのため、2を超えているようであれば、まず長期的なバックテストがされているかどうかを疑います。
もしかしたらごく短期間のトレード結果で、たまたまうまくいっただけの結果なのかもしれません。
それではそのトレーディングシステムが本当に優秀かどうかの目安にはならないので、長期バックテストが行われているかどうかを確認する必要があります。

 

もう一つ疑う点は、何らかの相場に特化したトレーディングシステムである可能性です。
相場には様々な局面があり、リーマンショックの乱高下やチャイナショック、円高が続いた時期や最近ではトランプ相場といわれた時期もありましたが、これらの相場には一定の傾向があります。
そのうちのどれかに最適化して作られているトレーディングシステムだとすれば、特定の相場状況では非常に優秀な成績を残すことがあっても、それ以外の相場ではボロボロに負けてしまうかもしれません。

 

優秀なトレーディングシステムというのは、様々な相場で一定の結果を残せるものです。
乱高下の時だけ結果を残せるトレーディングシステムは、使いどころが限られているため投機的に見て損となることが多いでしょう。
高い値が出されている理由は、そういった特殊な動きをしている一時的な相場でのみ検証した結果なのかもしれません。
示されている指標の値があまりに高い場合は、こういった点を疑いましょう。
また、この指標は確かに重要な指標ではありますが、それだけで判断するのではなく、他の指標も閉庫して使いましょう。

 

投資の優秀さを測るための指標には、他にもリスクリワードレシオや最大ドローダウン、もっとシンプルに勝率などもあります。
これらの指標を組み合わせることで、様々な面から投資の優劣について測ることができるでしょう。

 

まとめ

プロフィットファクターは主にシステムトレードのトレーディングシステムを評価するために使われる重要な指標です。
その計算はシンプルであり、個人の投資活動についてもその投資方法などの有効性を測ることに役立ちます。
例えば、資金を2つに分けて異なる方法で投資をした結果をまとめて、プロフィットファクターを出してみればどちらが優秀だったかがわかるでしょう。
ただし、この指標の値については高ければ高いほどいい、というわけではないので、高すぎる結果が出ている場合は逆に何らかの問題があることを疑いましょう。

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