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サヤ取り
「サヤ取り」とは
異なる2つの銘柄をペアとして、一つを売りポジション、もう一つを買いポジション、というように売り買いを同時に建て、利益を狙うことをサヤ取りと言います。
つまり、常に両建てのポジションをとるということなのです。
2銘柄の価格に連動性があれば、長期的には同じように上げ下げします。
しかし、片方だけが割高になったり、割安になったりと、サヤが正常でない状態になることがあります。この場合、割高な方をカラ売りすると同時に割安な方を買います。
この両建てのポジションを維持し、サヤが正常に戻った際に売り・買いポジションを同時に手仕舞いすることで利益になります。
では、なぜ両建てを行うのでしょうか。売りと買いを同時に建て、両方の合計で利益が出ても片方は損という結果になることは何度もあります。
その場合、片方を売買すれば利益が大きいのでは、と思う方もいるでしょう。
しかし、片方だけを売る、もしくは買うという「片張り」の売買は、突発的な上げ下げというリスクがあります。このリスクをなくし、確実な利益を狙うのがサヤ取りなのです。
市場全体が大暴騰した際も、サヤ取りをしていれば戦略が崩れることは少なく、相場が荒れても、サヤ取りで利益を得る機会が増えるのです。
銘柄のペアを決める方法
それでは、どのような銘柄をペアとすればいいのでしょうか。
例えば、原油(原料)とガソリン(製品)、大豆とトウモロコシ(同じ農作物)などの、同業種の異なる銘柄がわかりやすいと思います。
また、ペア取引なので、空売りできる銘柄であることが前提となります。
空売りできるのは、信用取引で証券会社が資金や株の融通をし、取引が行える信用売りも可能な貸借銘柄のみとなります。
2つの銘柄がどちらも安定している、というのも非常に大事です。
貸借銘柄であれば比較的安定しているように思われますが、突然株価が上昇するような急騰銘柄も含まれているので注意しましょう。
動きが似ている2銘柄を調べることも重要です。軸銘柄を決め、相手となる候補をいくつか選び、比較チャートで比べることができます。
サヤ取りをする際は2銘柄を選ぶポイントを熟知し、確実に利益を狙っていきましょう。